真面目な話
座間宮ガレイさん
ブエノチキンの朝子さんからFacebookで招待があり、座間宮ガレイさんプレゼンツ県知事選挙の振り返り、選挙の仕組み話を聞きに行った。
僕は選挙に興味があるとは少しベクトルが違うと思う。来年の演劇の扱うテーマの一つが日本人と政治の距離感で、1人で考えるより聞いてみた方がいいと思ったから参加したようだ。後からなんで行ったんだっけと考え直すとそうだった。
まず政治って大きい枠すぎて想像ができない。
一般的に政治への参加は立候補して動かす側に入るか、選挙で投票する側になるのかの二択だけど、ほとんどの人が後者。もちろん僕も。でもそもそも民主主義のもとの政治だよね。そこで、
民主主義は大事とかじゃなくてセンス。
ガレイさんの言葉で覚えているものの一つで、ドキッとした言葉の一つ。
頭で分かっているでは意味が無く、磨き上げることで価値(効果)が出てくる。
ちゃんと説明すると、
日本は民主主義の社会で、政治、経済、基本的に人はそのレールに乗って動いている。(感じないかもしれないけど)
で、民主主義というのは一人一人が思考して始めて力を発揮する。凄く当たり前だけど。
民主主義って大事だよね?の確認では無く、民主主義を活用することこそが、良い社会を生きたい僕たちがやるべきことなのである。
例えば先の県知事選挙にしても大事なのは分かってる。その与えられた機会でどう考え、分析し、行動するか。当たり前かも知れないけど自らのその意識から変える必要があると思った。
ただ、正解がないのも事実だと思う。自分で考えて分析しても、見る方角が違えば見え方は全く変わる。ただ、そうやって多角的に、つまり他人と考えを共有し、また考え軌道を修正していくその試行錯誤の積み重ねがセンスとなる。
磨かれない民主主義は酷く廃れていくし、危険であるとも言えるだろう。。うん。
んで、僕は、、まぁー何というか、センスを磨こうと思った。別に考えてないんじゃなくて、考えることはするんだよ。でもそれを友達ととか仲間ととか政治(選挙)について触れることって何となくタブーな感じ、気まずい感じだと思ってたけど。そうじゃないよね。
だって、今後日本で生きていくもん、いい社会に生きていきたいもん。もし子供が生まれたらいい社会を生きてほしいもん。
その為に、自分とその周りの人くらいは民主主義のセンスを持つそして互いに磨きあえる人間でありたいなって。
はー、言葉にするのは難しいな。ガレイさんは民主主義について、選挙についてもっと分かりやすく話していた。聞いてたらモヤついてたことがストンと腑に落ちる感じになる感じだったのに。
それを聞いていた僕というフィルターを通してここに書くことは、彼の真意とは別のベクトルになってしまうのを恐れて書くのを迷ったけど、僕は僕の周りの社会がもっと良くなる為に書こうと思った。
ガレイさん素敵だったな。
そしていい機会とハーブ、ニンニクが香る美味しいチキンをの二つを運んでくださった朝子さんにも感謝です。
真面目な話
帰宅部
『帰宅部』チラシついに完成!
ご協力して下さった方々本当にありがとうございました!!
続き↓
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ⅰ 仕事に対する考え方
ⅱ ポートレートを用いた理由と考察
ⅲ 最後に
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ⅰ
ぶっちゃけた話をしよう。僕は出来るか分からなくても仕事の依頼や相談があれば出来ると言う。
そしてそこからしばらく楽しい地獄が始まる。
僕にとっては地獄の釜で茹でられるの様に苦しく、新しい星を見つけたときのようにわくわくする時間なのだが、徹底的なリサーチと学んだ事のトライアンドエラーの時間になる。
クライアントが何を求めているのか分析し、題材とするルーツを探り、必要とあれば新しい技術を学び取り入れ、自分がどこで勝負するのかを定め、試行錯誤を繰り返す。
毎回新しい発見があり楽しい反面、先方から非難や批判も受ける。
そうやって自分の中と先方と二ヶ所で推敲を繰り返し完成する。
ただ、いつも心に決めていることは1つ。
依頼主の期待より少し期待以上の仕事をすること。
そんなやり方をしてたからか、幸か不幸か出来る仕事の幅が増え、きちんとそこから自分で自分に合ったものが選ぶことができるようになった。
そして僕が選んだ1つがデザインだ。
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ⅱ
ちなみにポートレートとは肖像、人物写真、胸像、生き写し(Wiki)とある。
私は正に被写体の生き写しを写真に収めたものだと思っている。
まずポートレートをチラシデザインに用いた理由は小劇場においては“誰が演じているのか”が最も重要でありそれを伝えるためにはポートレートが最適だと思ったからだ。
小劇場という会場に100人ほどの観客と10名ほどの役者が作り上げる特殊な空間では、役者と観客の関係が近く、その一体感が観客の満足度にも繋がっている。むしろその空気感が好きで来ている人も少なくない。
そしてその距離感の近さ故に、“誰が演じているか”は小劇場における公演では動員数に大きく影響する。
まとめると今回届けるべき相手は役者の顔を知っているファンで、パッとチラシを見た時にグッともっと見たいと興味を持ってもらうようなインパクトがあるデザイン(もちろん帰宅部という作品に即しているのは大前提)が求められていると思った。
つまり僕がやるべきことはチラシで最大限インパクトがあるようにかつ正確に“誰が演じているのか”を伝えること。
だからこそポートレートがぴったりなのだ。
ポートレートが写すものは2つあり、それは『過去』と『環境』だ。
過去とは被写体のスガタ、カタチ、となって現れ、その人がどんな過去を過ごして来たかに依存する。
環境とは被写体の表情となって現れ、どんな場所で、誰と撮影したのか、そこで感じている被写体のダイレクトな感情に依存する。
まさに生き写しであり“誰が”を伝えてくれるのだ。
今回撮影の9割は役者の稽古場で行い、1人が撮影している間でも役者同士がコミュニケーションが取れる環境にした。おかげで今回のタイトルに相応しいちょっと懐かしい青春の部室感ある様々な表情を撮影することができたと思っている。
いずれにしても役者さんの高いポテンシャルに助けられた。本当に心から感謝したい。ありがとうございました。
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ⅲ
先ほどの最後にも書いたが、役者の方々のポテンシャルの高さには本当に驚かされた。
大した説明もせぬまま、カメラを向けられ50枚ほどシャッターを切られたのに、実に色々な表情を見せて下さった。
中には不愉快な思いをされた方もいらっしゃるかもしれない。
でも僕はあの稽古場に流れている空気とカラフルな色を持った役者の方々彩り豊かな表情を届けたいという思いで今回のチラシを作りました。
少しでもそれらが伝わり、満員の観客に囲まれて公演が無事終了することを祈っております。
今回関わった全ての方に感謝を。
uzu