回想するって結構きついなーと思うのは、僕が根本的にはネガティブだからなのか。
中でも一番きてるのが、自分が書いたアーティストステートメント。
企画書もできて、最後の最後にそれを書いたんだけどそれのこと。
簡単に言うと、それはあなたは何者なのか(どんなアーティスト)を書くやつ。アーティストの自己PRみたいなものかな。
その時の僕は、作った過程やその時々の思考を、まさに回想しながら、(what/何を)と(how/どうやって)をまとめたりして書いた。もちろん結構真剣に。
ただ僕は、ここに決定的なミスがあるのに全く気づいてなかった。
それは自分自身にばかりフォーカスしてて、作品や僕の文脈が既存のアートに置いてどこに位置するのか、だからどんな意味を持つのかなどを考えていなかったということ。
当たり前だけど、アートにはアートの歴史があってアーティストという以上はその流れの中に僕も属することになる。
自分の点を打つ事に真剣になって、それがどこの位置の、どんなスケールの軸に存在するのかを全く考慮できてなかった。
作品について考えるばかりで、そんな当たり前の事に気付かなかったことが恥ずかしくて、恥ずかしくて。
やらかしたなー、と、、、
ちなみにこれです。恥を忍んで載せます笑
大いなる自己矛盾との戦い
論理性や再現性による絶対的な答えを求めながら、科学を超え人間には理解できない混沌を認めている。
この矛盾と徹底的に向き合いながら、自分なりの解を出すこと僕のアートとしている。
いろんな存在や事物への自らの意味付けは、特に理由や意味もないのにその名前に理由を求められ続けてきた、6月に生まれた卯月である僕ににとっての宿命である。
本作では「フェンス」を怪獣として、その僕らなりの意味を具現化させることができた。
叩かれて小さくなる一方で、巨大化し続ける僕らの怪獣がここにいる。
はい。穴があるなら入りたい。笑
今、必死に勉強中でございます。笑
恋は盲目というけど、僕にとっては作品を作ることも盲目になることらしい。
だから、作る以上はその土台に立つ準備をしっかりやろう。
さて次回からは、どうやって、そして何を思って「怪獣の一欠片」を作ったのかを回想する。
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関係ないけど、
銀河鉄道999ってこんなに面白いんだね。GW1感動してる。