ありがとうございまああぁぁぁぁああす!🙇♂️
・oleの頼れる先輩たーふじさん
・oleの最高のテキーラボーイしんごさん
・oleの料理がめっちゃうまいけんいちろう
・oleのオーストラリア帰りのレオ
・三月の5日間を一緒に走り出してくれたまさにゃんさん
・イベント前で急なのに快く写真を撮らせてくれたかこいさん
・いつかちゃんと話してみたいまっつんさん
・アサノジュクで一緒だった東郷
・おしゃれな久貝さん
・動画編集がすごい豊春さん
・おしゃれなアクセサリーを作っている真子さん
・okinawa dialogの凄い人水澤さん
・これからが楽しみなトッシー
・アニーの可愛い結菜
・ライン川で一緒だったいつも元気なおもと
・おもとと一緒に勉強してたドイツからの留学生スベンヤさん
・ウスナビのラップが今だに心に残ってるひーでー
・何気に一年の最初っから友達のぐしこう
・念願が叶ってこの前やっとちゃんと話せたもーもー
・幻のバンドrain coatの仲間で今は看護師のるりたんとあかり
・建築のアバンギャルドな清人
・僕の血は繋がってないけど頼れる姉まなて
・かっこいい先生まいこ
以上今回撮影させて頂いた24名の目のモデルの皆様に心から感謝を。
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□はじめに
はい!🙋♂️大久保卯月23歳は沖縄県コザのギャラリー(stock room gallery koza)で開かれる作品展BUDS2に写真を出します。
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約1ヶ月(構想編集を含めると4ヶ月)で総勢24名の方々の目を撮影させて頂きました。
え、ちょ待って、目の写真?、、、、変態?
と怪奇の目を浴びる撮影期間は実に楽しいものでした笑
そこでこの作品が出来上がるまでをまとめます。
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目次
~テーマが目になるまで
1 サカナクションとバイノーラルマイク
2 100均で600円のマネキンと目
3 目を見ればわかる。。のか?
~てか、なんでギャラリーに写真出すの?
4 広告代理店は作った広告を作品と呼ぶ
5 写真とストーリーは相性が悪い
~己の変化
6 いよいよ撮影
7 編集中の日記
8 未完成?
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1サカナクションとバイノーラルマイク
8月くらいに友達と2人でカラオケ行ってサカナクションの歌を歌い続けたことがあって、なぜかそっからのサカナクションにハマった。ボーカルが山口さんで彼が出ている情熱大陸を2人で見たんだけど、パリコレのサウンドを彼が担当していて、そこでバイノーラルマイクで録音した音を使っていた。これが凄かった。マジで凄かった。鳥肌がたった。
んで、僕もバイノーラルマイクを作ることにした。
バイノーラルマイクは簡単に言うとマイクを人間の耳に近い形にすることで、実際に人が聞いている音の様に立体的に音を録音できるマイクのこと。
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2 100均に600円のマネキンと目
それで完成したのがこれ。
100均で600円のマネキン(高いよねw実は2体買った)をベースに完成した。なかなか良い。それでいろんな音を録音してたんだけど、台風のある日、ふと思いついてこんなことをした。
すごくない?
マネキンに自分の目をマッピングしたんだけど、これが面白い。完全な無機物に目を投影しただけで人の様な有機物に見える。
さらに遊んでみた。
https://tomato-kan.com/wp-content/uploads/2018/11/img_1538-1.mov僕はこの目の謎に心を奪われていた。
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3 目を見れば分かる。。のか?
そこで改めて考えてみると、こんな事を人は言う。
「嘘をついても目を見れば分かるんだからね。」
「本気かどうか目を見ればすぐに分かる。」
元カノと社長さんに言われた言葉なのでとてもずっしりくる。
ではなく!
こんな感じのニュアンスで目という言葉は使われることがあり、つまり目は目という感覚器官以上に何かを表すらしい。
また目は多くの情報を取り入れる。見ているものだけでなく、光の量によって体内時計をセットするなど様々な種類の情報を受け取っている様だ。
、、、
目は何を表して、何を写すのか?
、、、
それから図書館に行って勉強。入門書から専門書までを読んで色んなことを知ったけど、僕の知りたかった答えでは無かった。あくまで参考。
僕は僕の方法でこの答えを見つけよう。無機質なアレを使って、
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4 広告代理店は作った広告を作品と呼ぶ
僕は再来年の4月に広告代理店を始める。今もそれに似た仕事をしているんだけど、この前博報堂の人が自分達の作った広告に対して作品と呼んでいて凄く違和感を感じた。
意味はもちろん分かるんだけど、腑に落ちなかった。僕は自分の仕事は簡単に言うと問題解決だと思っていて、あるものをターゲットに届けるために、そこにある課題を見つけそれに対して情報を正しく整理整頓していく様な感覚で広告を作ってきた。
しかし、作品は違うと思う。もっとアート、芸術的なものだ。社会に対して問題提起する様な暴力的で自分から殴りかかる様なものだ。と思う。
でも思うだけで本当のことは分からない。実際に作品を作った事なんて無いから。じゃあ簡単だ。作ればいい。
そう。
だから僕は今回作品を作ることにした。喧嘩もしたことないけど、自分から殴りかかってやる。
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5 写真とストーリーは相性が悪い
僕はその手段として写真を選んだ。先輩の奈良さんからこんな事を聞いた。「写真はストーリー性を表すものじゃない、もっと被写体の存在そのものを表すものなんだよ。」だから見る人にストーリーを委ねるのが写真なんだろう。
殴るって瞬間的だよね。僕は中3の時に意味も分からず同級生に殴られた事があるんだけどなんも脈絡が無くて呆然とした。そのあと必死で逃げたけど。
写真も瞬間的だ。動かないし、だから見る人はただ見るかまたは想像するしかない。
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6 いよいよ撮影
総勢24名の人の目を撮影した。色んな人がいて、色んな場所で、昼だったり夜だったり、みんな違うけど僕と関わっていること、僕がシャッターを切ったことは共通している。どの撮影もすごく楽しかった。でもこうやって楽しめたのはこの作品を面白がってくれた、興味を持ってくれた、そして応援してくれたおかげだと思う。本当にありがとうございます。
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7 編集中の日記から↓
今は、楽しいと言うと少し嘘になります。きっと姿の見えない巨大な相手を殴ろうとしてるからだと思います。そもそも喧嘩をしたことなんかないので殴り方なんて分からない。でも僕は考えることができます。
考えて、考えて、意味があるか今さらわからなくなってきたけど、それでも考えて、どうにか作品を作り上げます。
生まれて初めて自分から拳を振りかざしてやる。
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8 未完成?
編集ラストの1週間は特に体がおかしかった。感情もおかしかった。急に笑ったり、悲しくなったり、ムカついたり、叫んだり、食い物が通らなかったり、、、
言葉にしてみるとみぞおちの奥に重たい塊があってそれがちょくちょく口から出そうな感じ。あー、しんどかった。
でも昨日印刷し終えた写真を見て妙に清々しかった。
でも実はまだ未完成。
この作品は人に見られてこそ完成する。
僕に殴られたいという方、是非足を運んで下さい。
サカナクションの音楽でも聴きながら。